どーん!

今すぐこの殻やぶりたいジャニオタ

永遠なんてどこにもない

 

 私は、関ジャニ∞ファンではないのですが、それでもやはり心が重い。それは、茶の間で見ていても関ジャニ∞は仲が良いというが分かったし、その中でも渋谷すばるさんは責任感の強いお兄さんのイメージが強かったからかもしれない。

 私の中の渋谷すばるさんの勝手なイメージは、多様な面において関ジャニ∞を引っ張っている、そしておっきなグループにしようとずっと前を向いて戦っている人だった。数日前に本当かウソかわからない記事が出たときは、友達のエイターが渋谷すばるさんは他のメンバーを置いて脱退するような人じゃないと言っていた。それを聞いて私はやっぱり私のイメージは間違っていなかったのだなとファンにそう思わせる渋谷さんに感服していた。でもその記事は嘘でもなんでもなくて、現実だった。

 

 退所、脱退はいつでも悲しい。これが自担だったらと想像せずにはいられない。だけど、本当に悲しいことなのだろうかと思うもう一人の自分もいて。夢に向かう、次のステージに向かうことって喜ばしいことなんじゃないかと泣きながら会見を見つつ、冷静に考えていた。

 もし自担だったら。もし自担が夢のために退所すると言ったら。せめて直接、恨み言を言わせてほしいと思った。会見で自分のやりたいことをしたい、夢を叶えたいという渋谷さんの目は真っ直ぐだった。そんな目を自担にされたら、きっと辞めるなとは言えない。でもだったらなんで好きにさせたんだって恨みたくなる。辞めないでって勝手に叫ぶ場所をくれ。画面越しに泣いて終わり何てあんまりだ。ライブでもなんでもいいのから、せめて最後に最高のジャニーズとしてのパフォーマンスをこの目に焼き付けさせて、たくさん目の前で泣かせてほしいと思った。そして最後には頑張ってって言葉を投げかけてあげたいじゃない。ファンでいたんだから、勝手に応援の言葉を力の限り叫ばせてほしい。

 内くんのときも田口くんのときもスマップのときもいろんな感情が渦巻いて、今を大事にしようとか、明日には何が起こるかわからないから会える時に会わないととかって思っていたけれど、それって退所を告げられた時には何の効力も持っていない気がした。今、全力で応援していて、会える時に会ってそのことに後悔がなかったって、自担の退所はいやなものは嫌だ。でも、好きだったものをネガティブなものにしたくないという私の信条がある。大好きだった気持ちの締めくくりを勝手に悲しい思いに変えられるなんて嫌じゃない。最後の最後には大好きでよかったし、これからも大好きだって思わせてほしい。

 

渋谷さんがジャニーズ退所までにどのような形で活動していくのかはわからないけれど、責任感が強くてメンバーが大好きであろう人でも退所を選んだという事実は、私にとってすごく重い事実だった。

永遠なんてどこにもないから、今を大事にしようなんて言いたくない。今を大事にしたって現実を受け入れられないことだってある。ファンの気持ちの置き所を教えてほしい。