どーん!

今すぐこの殻やぶりたいジャニオタ

私に彼氏ができない理由

 今まで目を背けてきたことに向き合おうと思います。人それぞれ程度があると思うし、今から話すことは周りからしてみれば大したことではないのかもしれないけど、私にとってはちゃんと認識して、ちゃんと乗り越えなきゃいけないことだと思う。

 いつもいい感じになっても彼女にしてもらえない。性的対象にしかならない私。悲しい感情なんてなくて、怒りもなくて。でもそれがだめだったんだと分かった。最近になってやっと怒りがでてきて。正常になれた気がした。

 

 

 初めては、同じ職場のひとまわり年上の既婚者だった。職場では大声で怒鳴られて怒られて。でも親睦会でなぜかLINEを聞かれた。何故か甘い言葉を並べられて。好きでも嫌いでも無い人だったし、優しいこと言われるのは嫌じゃなかったから、その状況を楽しんでた私がいた。

 食事に誘われた。既婚者だけど、職場の上司とのただの食事ならいいと思った。

 指定の待ち合わせ場所に行くと、車でお迎えに来てくれた。食事に行くと思ってた素直な私。

いきなりラブホに直行だった。そこで男気出しちゃう私。ついてきた自分が悪い。行くしかない。そう思った。でも怖くて、キスする前に断ったらあっさり家に返してくれた。やらせてくれないと分かったらあっさりしたもんだった。一緒にいた時間は10分くらい。最低な男。私なら人に言いふらしたりしないと思ったんだろうな。

怖い。ただそれだけだった。でも怒りとか悲しみとかなくて。LINEで優しい言葉、甘い言葉並べられて受け入れてた自分が悪いんだろう、そう思ってた。

 

 2回目は同級生の男の子だった。友達として何度かご飯食べに行く仲だった。その子には彼女がいて。だから、当然ただの友達で、ただの同級生だった。その子はお酒を一切飲めない子で、その日も素面だった。私は、お酒大好きだからたくさん飲んだ。でもなぜか頭はすっきりしていた。

 いつものように車で送ってもらう帰り道。家は知ってるはずなのに止まってくれなかった。私は帰りたかった。はやく化粧落としたい。自分のベッドで寝たい。帰りたい。家に返して。気を悪くしないように、笑いながら訴えた。わたしは、訴えてるつもりだった。

 着いたのは、相手の家で。帰りたい、もう言えなかった。朝早く返してもらおう、そう思った。そこになんの意図があるかなんて考えもしなかった。やっぱり酔ってたのかな。

 案の定、寝るなんてことはなくて。手を出される。受け入れそうになる。でも、すごく冷静になる自分がいて、いやだ、ぎりぎりなって言う。いやだって。そこまでいかないと断れない私。

 悲しいとか相手に対する怒りとかなかった。なんでこんなことしたんだろう、それだけ。ちょっとしたスキャンダル、秘密をもてた自分を楽しんでたかもしれない。

 でも、深く考えたりしたくはなかった。その相手から何度も連絡あったけど、会いたいって言われたけど、断り続けた。やっぱり会うのは気まずい。なんか嫌だった。

 

 3回目は、街コンであった男の子。正直、いい感じだったと思う。わたしは、好きだった。付き合えると思ってた。でも相手はなかなか付き合おうって言ってくれなかった。自分から言う勇気もなかった。

 ある日、部屋にあげてくれた。やっぱりそういうことになった。後悔はなかった。好きな人だから。

 でも、その日から毎日してたLINEが2日に一回、3日に一回、だんだん空くようになった。ただの性的対象だったのかと辛くなった。そんな心配があったから、返事がない不安を伝えた。だけど、メンヘラ認定されてしまった。そこから、余計に連絡がつかなくなった。

 悲しかった。ただただ悲しかった。なんでこうなるんだろう。男の見る目がなさすぎるんだろう、そう思った。

 

 4回目は高校の先輩だった。高校のときの憧れだった。たまたま社会人になってから飲みに行けることになって、意気投合した。嬉しかった。最初はグループで会う感じだったけど、二人で飲みに行けるようにもなっていた。

 2人で飲みに行って楽しくて楽しくて。2軒目で私がドジをして先輩の靴下を濡らしてしまった。申し訳ないなと思っていた。

 2軒目の帰り道、おもむろに先輩はホテルを探し始めた。やっぱり酔ってると思考が回らないらしい。やるために探してるなんて微塵も考えなかった。むしろ、靴下乾かせるかな、なんて呑気なこと考えてた。優しくて誠実な先輩だと信じてたから。

 ホテルについてって、キスされて。ようやく気づいた。またか。思わず嘘ついた。生理だからって。もう無理だからって処理させられた。でも、ここまでついてきた私も悪いからって、また男気だしてしまった。引いてるそぶりも見せずに処理してあげた。なんなら慣れてますよみたいな雰囲気すらだしてしまった。あほだ。

 気に入っていた先輩だから悲しかった。私ってなんでそういう対象にされるんだろうって。でもきっと、なんでもやらせてくれそうな雰囲気をだしてしまってるんだろうなって思ってた。悲しみとか怒りとかはなかった。

 

 5回目は合コンであった人だった。その人もたまたま高校の先輩だった。同じ高校同士意気投合した。かなりいい感じになったと思う。家に連れてってくれた。やっぱりそういう雰囲気になった。でも、もう嫌だった。そういうことになるの。そういう対象になるの。

 だから、酔ってた勢いもあって言ってしまった。ばかー、触るなーって。雰囲気のかけらもなく。でもさ、そう言われたら嫌われたと思うよね。私がそんな経験してるなんて知らないしさ。4回目までの人たちとこの人が一緒とは限らないし。

わたしは、なんでそう叫んだかなんて説明しなかった。説明できなかった。今度は、悲しかった。心がもやもやした。でも相手にまた連絡する気にはなれなかった。

 

きっと、今までは自分が雑に扱われていても気づかなくて、ただの性的対象にされそうだって気づけなくて、にこにこしてたから、男の子も許してくれるって思ってたのかな。楽しいに流されすぎてた日々だった。そのときの楽しいは、何の意味もない。その時だけの楽しいだ。

 自分を大切にしてあげなきゃ、誰も大切にしてくれない。ただただ傷つくだけ。

 ちゃんと自分を大切にしてくれる相手を見つけなきゃいけない。そんな相手を好きにならなきゃいけない。自分を雑に扱う奴なんてこっちから切り捨ててしまえばいい。